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2013年04月29日

学ぶ力を伸ばすお母さんの魔法

学ぶ力を伸ばすお母さんの魔法

子供が中学生になったら読む本
学ぶ力を伸ばす
お母さんの
魔法

谷澤 潤 エル書房 定価1,300円+税

p23
まず、勉強という行為を分解して考えてみます。

1 一定の時間、正しい姿勢で座りつづける。
2 集中して解説を読み、分かるまで考える。
3 理解しやすいように紙に書きながら考える。
4 分からない単語が出てきたら、辞書で調べる。
5 分からない項目が出てきたら、参考書で調べる。
6 忘れていることがあると気づいたら、
前に勉強した内容を復習する。
7 それでもどうしても分からないことが残ったら、
人に聞く。
8 分かったことを、頭の中で
人に説明するような気持ちで復習する。
9 分かったことを、紙に書いて復習する。
10 専門用語、英単語、公式、解法などを
紙に書いて覚える。
11 本当に覚えられたかどうか、テストする。

親がつい、口に出してしまう「勉強」というたった一言で
言われる行為の中に、これだけの行為が含まれているのです。

p26
「なぜ、勉強しないの?」ではなく
ではなくて
「なぜ、正しい姿勢で座らないの?」


p41
あなたはこんな事実を知っていますか?

人間の脳の重さは、体の何パーセントくらいを
占めているでしょうか?

・・・・・・

答えは全体の2%です。

それでは、あなたの脳は、

あなたの食べるご飯のうち、

何パーセントのエネルギーを使っていると思いますか?

その答えは

25パーセントです。

ついでに言うなら、

呼吸によって体内に取り入れる酸素のうち、

その20パーセントを脳が消費しているそうです。

質量2パーセントの脳が、

エネルギーを25パーセント

酸素を20パーセントも消費しているのです。


そうです。

子供のとって「勉強する」ということは、

やっぱりたいへんな重労働だということです。

p52
勉強することよりも、脳に質問を入れること

p83
絶対に見誤らない「貯金と借金の法則」


私は、この本でココが良いと思いました。

どういうことかと言いますと、、、

簡単に言うと、飴とムチのことなのですが、、、

著者は、

飴のことを、愛情と言い、そして、それを貯金に例えています。

ムチのことを、叱ると言い、そして、それを借金に例えています。


p83
貯金と言うものは、余裕があるときにお金を少しずつ

コツコツと積み立てていくものです。

借金というものは、

銀行やその他金融機関にお願いして、

大きな買い物をするときに、

一気に使うものです。

これを子育ての現場で応用してみます。

つまり貯金は愛情です。

日常の中で、コツコツと貯めていくのが

愛情です。

あるときにまとめて一気に与えることはできません。


・・・・・・・

それでは借金は何かというと、

もうわかりますよね。

これは叱ることです。

借金は必要に迫られたときに思い切って、

ときには清水の舞台から飛び降りるような気持ちで

申し込みます。

叱るときもこれと同じです。

中途半端はいけません。

p88
子供ばかりを見てないで。
あなたがあなたの人生を生きる。

「子供のため、子供のため・・・・・・」って言うけれど

p89
血がつながっていなかったらストーカーかも


分かりにくかったなら、

あなたの身に置き換えて考えてみてください。

あなたのことを大切に思っていて、

「何か欲しいものはないですか」

「何かしてほしいことはないですか」

とつきまとう人がいたらどうしますか。

あなたは別に何も欲しくないので

「いえ、いいです」と言って逃げると、

その人は追いかけてくるのです。

p134
「あなたは特別な存在だ」


と身をもって教えてあげることです。

・・・・・・

・・・・・・

あなたが子どもを見るのではない。
子どもにあなたを見せる。

p154
こんな塾には絶対に行くな!


真剣じゃない子が問題ではない。受け入れている塾が問題だ。



p200
「子どもたちが成績が一番の原因は、理解力不足ではないんだ。練習不足なんだ」

学ぶ力を伸ばすお母さんの魔法

p200
子どもの感性をそのまま生かした勉強方法「マインドマップ」とは・・・・・・

・・・・・・
・・・・・・

私が、この本を読もうと思ったのは、

長男が中学生になったこと



この塾長が、マインドマップで勉強を教えていると言うこと

上のマインドマップは、私の経営する(株)アイランド倶楽部のスタッフ

渡嘉敷ひかりが描いたマインドマップ、、、、、

子どもを持つ親だけでなく、
経営者も読んでも良いかもしれないと思う本でした。


追伸

「良い子のあゆみ」

子供の教育について、です。

大切なことを書いています。

ポジティブ心理学の祖父、、
ドナルド・O・クリフトンが

「人は、
一日に2万回の瞬間を生きている」

と、言っています。

だから、教育は、誉めることです。

私たちの育った環境は、

人を誉めるよりも(わび・さびの文化)

ネガティブな問題点をあげる傾向にあります。
(恥の文化、、、阿吽の呼吸、、、)

それは、社会の流れ方が、

他人が上手く言ったことを誉めることは難しく、

他人の失敗を責めることが楽なようにできている、からです。

一息ついて、

自然の形で、

教育の現場をみれば、明らかです。

教育は、欠点や間違いを、見つけるようにできています。

ついつい、

親は、、、

個性を伸ばすつもりが、、、

集団に、、

なじませ、、、

目立たないように、、、している。

よかれと思って、なぜ、忘れてしまうのだろう。

例えば、「良い子のあゆみ」、、、通知表です。

数学が、、、5、、、

国語が、、、2、、、

体育が、、、4、、、

理科が、、、社会が、、、

だいたい、先生が言うのは、、、

「国語の2は、がんばらんとな」

「欠点」に目を向けてしまっている。

会社でも、どうだろう????

エラー、、、よりも、、、ファインプレー。。。

教育は、誉めることなんですね。


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Posted by ノボブ at 21:40│Comments(0)本の紹介
 
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