2022年06月27日
お金は無限に発行できる はじめに

お金は無限に発行できる
はじめに
あなたはお金が好きですか?
皆んなお金持ちの世界があったとしたら、あなたは住みたいと思うでしょうか?
実は、そんな世界は、皆んなでつくることができるのです。
誰もが望む話なのに、誰も気づいていない?
だから、私が、書きたいと思いました。
正しい自分を示したいと願う人は、正しくないと思う社会を変えていく勇気が必要です。
そのために、大切なことは二つです。
一つは大きく考えること。もう一つは、見方を変えること。
では、はじめましょう!
お金とは何でしょうか?
多くの人がお金とは何かを知り、お金の使い方を進化させれば、あなたも世界も変わります。
そして、本当に、皆んなお金持ちになれます。
皆んなと言うのは、例えば、私は日本人ですから、日本に住む全ての人と言う意味です。
また、アジア人でもありますから、アジアに住む全ての人です。
さらに、地球人ですから、地球に生きる人類のことでもあります。
この本は、世界中の人、皆んながお金持ちになるための本です。
皆んながお金持ちになれば、お金で争う必要はなくなり、お金を奪い合い殺し合う必要もなくなります。
無駄な経済競争がなくなりますから、大量生産のために外国に安い労働力を求める必要もないでしょう。働く人がいないからと移民に頼る前に、自国民の人件費を上げることに力を注げます。
一つひとつの商品を丁寧につくることも、それを買うこともできますから、地球に優しく、合理的に持続可能な社会に移行することができます。環境破壊も、行き過ぎたビジネスが引き起こした問題です。
本当に大切なことは、心身の健康であると再認識した人類は、農業を見直したり、口に入れるものだけではなく、目や耳から入る情報を精査したり、自分の意見を持ち、何にお金を使うべきかを真剣に考え、お金の使い方の優先順位を変えるでしょう。
生産者も消費者にも、お金は必要です。お金が充分にあれば、安いものを求める必要がなくなるので、買物がまるで投票のようになるでしょう。
商品を選ぶ時の基準が、単に値段の安さではなく、品質だけでもなく、作り手の思い、環境負荷まで、考慮するようになります。物の価値は他人がいくら払うかではなく、何に貢献するかで決まります。
インターネットで繋がった世界の可能性は無限大です。自国の発展だけではなく、人類愛に目覚め、他国を尊重するようにもなっていきます。
つまり、世界の国々の格差は縮まり、飢えや戦争で悲しんだり怯えたりすることもなくなり、皆が自分自身を生きれば、世界を平和にすることができるのです。
自分と言うのは個性の意味ではなく、個性をつくり出す能力です。その個性が他人や社会に影響を与える時に、能力を仕事と呼ぶようになります。
そのためには、誰もがお金持ちになれると知ること。
そして、皆んなが、お金とは何かを知る必要があります。
しかし、現代のお金は、権力者に集中することで、「支配と従属」と言う側面を強めています。パワハラ、セクハラと言う言葉がありますが、突き詰めて考えると、上司から逃げることができない、会社を辞めることもできないと言う、見えないお金の鎖に繋がれた現実に突き当たります。
この残酷な世界は、老いも若きも、お金を必要とする者ばかりです。生きることに不安があると、その将来の不安を解消するために、貯蓄や投資をして老後に備えなくてはと頭の中は未来への心配でいっぱいになります。そうなると、未来への夢や希望を持って「今を生きること」ができません。
人は、子宮から墓場まで社会と繋がります。そして、本来人間はどのように生きれば良いか?人間の生きる真実の道を求めます。しかし、魂を磨きたくても、不公平な世の中では難しいのです。お腹が空いたら、残酷な人間の古い動物的な本能が動き出します。
お金は誰のためにあるのか?
社会は何のためにあるのか?
私たちは、基本に戻る必要があります。基本とはもともとの大元のこと。大きな困難に直面した時に還る源。初心とは真っ白な心。昇る太陽に感動するだけでなく、初めての台風にワクワクするような自然現象を恐れない心。
人類愛は、自分への愛、家族への愛、そして社会愛の、三人称の愛です。お金のことを知らないと、お金は有限だと思い込み、社会は欺瞞で溢れてしまいます。
この本は、お金を社会に循環させるために、数字としてのお金を無限に発行させ膨張させる、国民基本給(無条件ベーシック・インカム)の実現のために書きました。そうすれば、「 r > g 」(資本収益率 > 労働収益率)の問題は自然に解決します。
つまり、「 r > g 」とは、私たちがどんなに努力をしても、お金がある人しか、お金持ちになれない、富が富を生むと言う、フランスの経済学者トマ・ピケティ著『21世紀の資本』での問題提起です。経済的な格差が是正されない社会に疑問を感じていた多くの人々への不等式のメッセージです。「資本主義の富の不均衡は放置していても格差は広がる。私たちは、皆んなお金持ちになるためには、何かをしなければいけない。
コロナ不況の中、一部の大企業は、好業績なのに、個人の消費は伸びなやんでいます。株を持たない世帯は恩恵を感じにくく、物価高で生活は苦しくなる。国内の需要回復による、経済の好循環には繋がっていません。
今まさに、お金とは何かと言うことを、みんなが真剣に学ぶ時です。「勝てないゲーム」なら、「ルール」を変えればいい。古い考え方を手放し、新しい方法をイメージして、言語化し、世界の平和を実現させるために、それぞれができることを、できるところから、はじめてみましょう。
誰もが経済的なことを理由に、惨めになってはいけないのです。
私にはできないと思わないでください。俺には無理だと言わないでください。お金持ちになりたいと言う気持ちは、皆んな同じです。真実への欲望は、人類最高の欲望です。その大きな欲望のためには、全ての間違った常識を放棄させなければなりません。私たちは、地球に生まれ、ここに、在る、存在です。
どのような理論や想像でも、「私は在る」を「あなたはいない」に変えることはできません。
これが、あなたで、あなたの仕事の資本です。地球の資本は、私たちで、その資本を回転させなくてはいけません。そうすれば、地球には多大な利益が生み出されます。
皆んなのために、あなたがお金持ちになれば、あなたのために、皆んなもお金持ちになれます。
まず、世界はあなたの中にあるのであり、あなたが世界の中にあるのではありません。私たちが、皆んなお金持ちの世界をつくるのです。
私たちは、永久に枯渇することのない叡智である無限のお金を持っています。
皆んなのために、あなたがお金持ちになれば、あなたのために、皆んなもお金持ちになれます。
私は、国民基本給(ベーシックインカム)の勉強会を300回以上開催しました。ラジオやYouTubeなどでも100回以上語りました。一般の人の前で、講演すると「お金のない世界、お金は皆んなのもの、無税国家、そんなの昔から私も考えていました」と言われることがあります。何となく思いつくのと、突き詰めて考えるのとでは、全く違う結果になりました。本当に集中して、長い時間かけて考えると、本当に良いアイディアが出てくるものです。
社会の様々な場面で分断が顕在化しています。人道的な危機が生じている今日(こんにち)において、広大な自然、豊かな地球と言う俯瞰的な観点から、私たち人類と言う存在を見つめ直す機会だと思います。皆んなお金持ちの社会を、皆んなでつくる責務を果たすことは、難しいことではなく、むしろ、楽しむべき、遊びのような仕事になるでしょう。
皆んなお金持ちの世界へようこそ
Posted by ノボブ at 01:58│Comments(0)
│ベーシックインカム