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2013年04月29日

セレンディピティ

セレンディピティ

成功者の絶対法則
セレンディピティ
宮永博史 東京理科大学MOT大学院教授 

「セレンディピティ」という言葉が、少し前に流行りました。

serendipity

幸運を見つける能力

何かを捜している時に、別の何かを見つけるという才能みたいなものです。

言葉の由来は、「スリランカ(セレンディップ)の3人の王子」

というおとぎ話にあるそうです。

何かを捜している時に、別の(自分でも気づかなかったような)

思いもよらない価値のあることを見つけてしまう話です。

「何かを発見してしまう」という物理的な現象のことを言うのではなく、

「何かを発見する能力」「ひらめき」の才能と言っても良いかもしれません。

この本には、いくつかの事例を基に、

セレンディピティを紹介しています。

この本は、

あの有名な脳科学者 

茂木健一郎さんも推薦しています。

ここで茂木さんは、偶然を巻き込むノウハウと言っています。

話は戻って、

私は、「セレンディピティの三人の王子」も読んだのですが、

国を脅かす怪物を退治するために、三人の王子は旅に出ます。

怪物を倒すための武器を捜していたはずの王子ですが、

美しい女性を見つけ、妃に迎える(お姫さま)などなど、、、、

冒頭の、

何かを捜している時に、、、、

別の、、、価値ある、、、ものを見つけてしまう

、、、、というお話です。

そして、彼らは旅の途中にいろいろなことに気づきます。

「気づく」というのは、

エネルギー(気)がつく、と書きますが、、、

その「気」を見過ごさないと言い換えることもできます。

「偶然をとらえて幸運に変える力」


というセレンティピティーという言葉は、

奥が深いと思います。

人は、毎日、たくさんの偶然に出会うのですが、

その中には、

チャンスという偶然

もたくさんあるわけです。

p29
あのノーベル賞の田中さんは、

実験中に「大きなミス」をしたらしいです。

そこで、面白いのが、、、、

田中さんは、

田中さんのおばあさんの

「もったいない」

という言葉を思い出し、

失敗した試料を使って実験を続けることにしました。

しかも、おざなりにではなく、真剣に。。。

これが、のちにノーベル賞につながったそうです。

小さな変化をも逃さない

たまたまの大切さ


p38
「犬も歩けば棒に当たる」

という諺(ことわざ)ですが、

本来の意味は、災難に当たる、、、みたいですが、、、

実は、、、もうひとつ意味があるそうです。

広い意味で使うと、、、、

「やってみると、思わぬ幸運に出会う」

ここで著者が言いたいことは、

同じ所に留まっていてはいけない

また、幸運に巡り会うためには、

当たり前のことを
当たり前にやらないといけない


とも言っています。

p64
に、あの日産の社長

カルロス・ゴーンの話が出てきます。

こうです。

カルロス・ゴーン氏がルノーから日産に派遣されてから

実行した数々の改革の中に、、、、、

例えば

「なぜ日産の車が売れないか

競合他社に言って聞いてきなさい」


と命じたそうです。

私は、ここを読んで思いました。

セレンティピティーって、

偶然の幸運を見つけるために、、、、

「犬は歩いて棒に当てる」

やっぱり、

すべては同じことを言っています。

いろんな記号(言葉)で少し表現が違うだけなんですね。

「行動のみ全て」

よし、今日も新しいことを、ひとつ、しよう。。。

最後に、この本は、

ざっくり言うと、理系の方、男性の方におすすめです。

やはり、東大出身の先生が書いた内容です。

難しいと言うのではなく、事例がビジネスマン向けです。








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Posted by ノボブ at 11:27│Comments(0)本の紹介
 
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